Eno.156 ネヌ・ブランショット

>Day2:AM-1

天候の悪化は必ずしも悪い結果を運ぶとは限らないらしい。
夜も明け、筒抜けの空が示したのは空色では暗い様で覆ったものからは水が落ちてきた。
溜めれば飲むことも出来るだろうけれど、森でも同じものは取れるし
何より海の水を適切に処置した方が安全ではある。
下手に生命力を減らせない今、安牌を狙った方が良いのは当然。
利用出来るものにしても危険の及ばない範囲で ということになる。

急ぎ増やした海用の罠が上手く機能して、
釣りの成果が上々であることも起因してなんとか、何とか持ち直せそうな兆しはある。
致命傷を本当のギリギリで避けられた……かも、程度だけれど。
相変わらず油断はできない。

特に、半日大人しくしていたけれど
正直に言って全く生命力の戻ってくる兆しはない。
うっかりすれば涅槃をさまよう可能性だって勿論だし、状態で言えばイザヤさんの方が致命的。
間違いなく彼を外仕事へ出すわけにはいかない。
……良くも悪くも薪割りや蒸留など、内職が多いから手が余ることはないだろうけれど。

ネヌ
「自分も紅雨サンみたいにもっと割り切り? が良ければ良かったんスかね」

ネヌ
「ヘソ曲げてた自分が言うことじゃないッスが、……
もっと言葉を交わすべき なのかも……いや……うぅ」