Ino.100 ランゲルハンス島
みんな健康には気を付けなあかんよ
STATS
7人 / 人数
カジュアル / 難易度
ミディアム / 広さ
OVERVIEW
チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
「では、その写真が撮れる道具を直せるかだけ聴くべきですね」
ついで、こいつは鉄の船に乗るつもりである。
気兼ねなく未知の場所へ落としてもらうためにも。
指輪はなんてことない、鈍色じみ銀である。
純銀ではあるが、磨き切らないで良しとした分の輝きの曇りがあった。
「道具が使えるかわからないなら、鉄の船の方なら道具があるかもしれませんよ」
「写真。絵と、どう違うのでしょう。その絡繰が描いてくれる、のですか。
描くよりきれいなら、この島の景色とか、みなさんのお顔とか。ぜひ、持っていきたいです」
「きらきら……さ、さすがにわたしにはもったいなすぎます。帰ってから入り用になる方も多いのでは!
……ふふ。アルさん、素敵なのを選ばれましたね」
見せていただけるなら色つやなど伝えるでしょう。
「あちらこちら海が押し寄せてきていて、ほんとうに沈んでしまうんだなと」
「この島でやりたいことがあるなら、早めに済ませておくべきですね…」
「おお、声が残せる機具も。それは試してみたいものですねぇ。思い起こすのが楽になりそうな」
「あれ、ほんとだ。満ち潮よりずっと海が近くまできてる…」
「写真ね、見ている風景をそのまま絵にして残せる機械があるんだよ。目が見えないとあんまり意味がないかもしれないけど
そのかわり、声を残す機械とかもあるんだよ。」
「何処へなりとも、御髄にして頂きたくて」
「故郷がわからないものだから…
当てもなく、彷徨うのも一興かなと考えております」
聞き知らぬ声が頭上から落ちてくる。
話にあった船の持ち主か、それとも手伝い、商人、使用人。
「すみません。見えないものですから」
同じ言葉を話すこの相手も、海域を離れたら言葉は理解できなくなるのだろうか?
「ええ、まだ準備が済んで無いので」
「持ち出せる多少は、そうですね。揃ったらお願いします」
それとも、未知の何かで話が続けられるのか。
「さよさん、お船で見つけたアクセサリーつけたらもっとキラキラになるかも。きっと似合うよ!」
「う〜ん、写真撮れたらいいのにな」
ポラロイドカメラを弄っている…
大砲の音に驚いて固まったり、鉄の船について話を伺ったり。
ああ、本当に知らぬものばかりの場だなぁと、自分の親指へ新たに備えた指輪をさする。
断って、少し歩きに出た。
「……ふふ。
また教えていただかなければ、踊れませんよ、わたし」
ありがとうございます、とまた、付け加えて。
慣れない靴で、しかし足取り軽く。みんなのところへ。
「王さま、でしたか……」
へたへた胸を撫で下ろした。……崩れ落ちはしない。いただいた晴れ着に、早速袖を通したので。
「……その。似合う、でしょうか」
果たして、いただいたものに見合う自分だろうか。